間取り用語を知る

言葉の意味を知ることが
理想の部屋への第一歩?

お部屋探しで、不動産屋さんを訪れると、「CF」や「S」「振り分け」など、聞きなれない言葉の数々を耳にします。「アパート」や「コーポ」「ハイツ」の違いって何? なんとなく聞き流していた言葉の意味について、ちょっとだけ解説いたします。

「アパート」、「コーポ」に「ハイツ」……。呼び方が違うけど、
どう違うのか、イマイチわかっていない。

マンションアパートの違いはわかるけど、アパートとコーポ、ハイツは何が違うのでしょう?

実は、明確な違いはありません。

上記の呼称は、イメージで使い分けられているようです。強いて言えば、キレイなアパート物件にコーポ、ハイツといった名称をつける傾向がある、というところでしょうか。

鉄骨造だからハイツ、木造だからアパート、といった決め事はありません。「○○荘」というよりも、「コーポ○○」「○○ハイツ」にすると、借り手がつきやすいかも、という大家さんの希望によるところが大きいようです。

建築法規の建築用途区分を見ると、マンションやアパート等は、まとめて「共同住宅」と呼ばれます。一般的な使われ方として、重量鉄骨造、鉄筋コンクリート造などで3階以上の物件をマンション、3階までの木造住宅をアパートとされています。

賃貸サイトで細かく検索するときは、呼称ではなく(検索画面では物件種別)、鉄骨造などの「構造種別」を重視して検索してみてはいかがでしょうか。

「振り分け」「バランス釜」「サービスルーム」「クッションフロアー」間取り図にある言葉の意味がよくわからない。

物件についての情報が記載されている間取り図。不動産屋さんで物件を紹介されるとき、まず目に飛び込んできますね。でも、使われている言葉が独特でわからない、ということも。意味がわかれば、お部屋探しがスムーズになるかもしれません。いくつか、ピックアップしてみましょう。

「CF(クッションフロアー)」…主に、フローリングの模様をした、ビニールのカーペットのことです。フローリングと違って、音を吸収するので、下の階に響きにくいというメリットがあります。傷んでしまっても、張り替えることができるので、最近、増えてきました。

「振り分け」…2K(2部屋とキッチン)以上の間取りで、部屋と部屋がふすまや引き戸でなく、壁で仕切られているものをいいます。または、キッチンを真ん中に挟んで、部屋が隣接していないものを指します。

「バランス釜」…お風呂の水を沸かすことができるタイプのバス。湯船の隣に設置された釜で、つまみをひねって点火するものが多いようです。シャワーにも使えるタイプと、使えないタイプがあります。「追い焚き」ともいいます。

「S(サービスルーム)」…床面積の7分の1以上の開口部(窓)がない等、採光と換気の点で建築基準法基準を充たさないスペースを指します。ただし、見た目は普通のお部屋も多く、実際に内見して確認してみましょう。

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