敷金と礼金の意味

初期費用の
大部分を占める

敷金と礼金は、賃貸契約に伴う初期費用を大きく左右します。首都圏では「敷金2ヶ月・礼金1〜2ヶ月」が一般的で、仲介手数料や前家賃などを含めると、通常は家賃の5〜6ヶ月もかかってしまいます。敷金と礼金の意味とは何なのでしょうか?

引っ越しはしたいけど
初期費用が高いのが悩みのタネ

新たに住みたいエリアが見つかったり、今住んでいる部屋が気に入らなくなったりしたとき、引っ越しを考えたいところですが、そうは簡単にいかないのが引っ越しに要する初期費用の高さ。地域にもよりますが、通常は家賃の5〜6ヶ月もかかってしまいます。その大きな部分を占めるのが、敷金と礼金の存在。首都圏であれば、「敷金2ヶ月・礼金1〜2ヶ月」が一般的です。

そんな中、最近増えているのが敷金礼金なしの物件。昨今の深刻化する不況の影響で、非正規社員などの若者を中心に人気が広がっています。敷金と礼金の一時金がなく、初期費用がグンと抑えられることもあって、蓄えのない人でも簡単に引っ越しができるからです。

初期費用のにかかる
敷金と礼金の違いってなんだろう

礼金とは昔からある慣習の1つで、部屋を貸してくれる大家さんにお礼の気持ちを込めて渡されていたものです。特に昔は、親御さんが大家さんに下宿やアパートに住む息子の面倒を見てくださいね、という気持ちが込められていたそうです。現在はもちろん、そうした気持ちはないのでしょうが、慣習だけはそのまま残っているのです。

一方、敷金とは家賃などの債務の担保として預けておく、いってみれば保証金のような性格を持つお金。何らかの理由で家賃を払い続けることができなくなったときに、敷金で補填するわけです。また退去する際、入居者の原状回復義務による修理負担分が敷金で賄われたりします。残金があれば、入居者の手元に戻ってきます。なので、「礼金2ヶ月」「敷金2ヶ月」と金額はまったく同じだったりしますが、礼金と敷金とはまったく別物なのです。

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