関東地方の北東部に位置する茨城県は、政令指定都市を持たない県としては最も多い人口を持つ地域です。人口は全国第11位であり、県内に工業化の進むエリアを多く持っている特徴があります。交通面では、茨城空港を拠点として県内各所に交通網が張り巡らされています。JR線を中心にさまざまな路線が乗り入れており、勤務先やライフスタイルに合わせて物件を選ぶことが可能です。
日立市や鹿嶋市など、工業化の進んだ地域が多いことが大きな特徴です。さらに、茨城県では農業も盛んに行われており、県土の多くが平地であることでも知られています。他にも、つくば市を中心に、県南部は東京都心のベッドタウンとしても役割も果たしています。筑波研究学園都市など、学術研究の最先端を行くエリアとしての一面も持ち合わせています。
学園都市として知られるつくば市。つくばエクスプレスの整備によって交通面でも利便性が高まりましたが、やはり学生の方向けの物件が多いことが特徴として挙げられます。物件数は県内で一番多く、1Kの物件では家賃1万円代という破格の物件も散見されます。さらに、家族でお住まいの方向けの2K以上の物件の数も多く、家賃も低めに設定されいます。つくば市は、学生の街としての顔と関東のベッドタウンとしての二つの顔を持つ人気のエリアです。
茨城県の県庁所在地である水戸市は、県中部に位置しています。水戸黄門や偕楽園など全国的にも知名度が高く、名産品の水戸納豆のイメージも強い歴史ある地域です。
物件数はつくば市に次ぐ多さを誇り、水戸駅を中心にさまざまな物件が並んでいます。家賃は茨城県内では少々高め。一人暮らし用の比較的安い物件から高層マンションに至るまで、幅広い価格帯の物件があります。通勤・通学に常磐線や水戸線をご利用の方にピッタリのエリアです。
Jリーグの名門・鹿島アントラーズのホームタウンとして知られる鹿嶋市は、鹿島港を中心に鹿島臨海工業地帯を形成する工業都市としても有名です。また太平洋に面している特性上、夏場には海水浴客も多く集まります。
物件数は少な目で、比較的家賃も高めに設定されています。工業地帯の企業へ勤務されている方が多く住んでおり、電車よりもバスや車での移動が便利です。鹿嶋市は、工業地帯で働く方にとって非常に魅力的なエリアです。
さまざまな顔を持つ茨城県では、ご自分のライフスタイルに合わせて物件を選ぶことが可能です。茨城県で物件をお探しの方は、今後の人生設計を考慮したうえで判断するとよいでしょう。